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退職代行を使うのはクズ?ありえないや非常識と言われる理由を解説

「会社を辞めたい…」

そう感じていても実際には様々な理由から言い出しづらくて辞められない。

そんな時に活躍してくれるのが、「退職代行サービス」。

退職代行サービスとは近年に新しく出たサービスで、従業員に代わって会社に退職の意思を伝え、退職手続きを行うサービスのことです。

実際に利用したという人も、実はかなりいます。

しかしながら退職代行サービスを使用することで、「退職するのに代行してもらうの?」「礼儀が無いし非常識」そういった声があがっているのも事実…。

では、退職代行サービスを利用するのは非常識なのか?
利用率や口コミをもとに、非常識と言われるその理由を解説していきます。

 

目次

退職代行を使うのはクズ・ありえない?

結論を申し上げますと、ありえなくはありません。

退職を検討する理由は人により様々ですが、その中でも職場環境や人間関係が原因で退職を考える人が多くいます。

「上司にパワハラを受けている」
「残業が規定よりも多すぎる」

など、法に触れてもおかしくない内容の理由はもちろんのこと、それ以外でもグレーゾーンな理由でなかなか言い出せないという人もいるのです。

過酷な状況下で大きなストレスを抱えたまま仕事を続けるのは、本人にとってとても苦痛になることでしょう。

そのような方が現状を抜け出すために利用しているのが「退職代行サービス」なのです。

現代のストレス社会において、退職代行サービスを利用して会社を退職する人は多いということ。

利用者も多いことから自分の周りで利用したという人も、もしかしたら多いのかもしれませんね。

退職代行の利用率

今回は退職代行を利用したことがある男女計100名を対象に、独自のアンケートを実施しました。

2025年2月時点での退職代行サービスの実際の利用率は、以下のような結果になりました。

退職代行 クズ

実際に利用したという人の割合は、全体の12%という結果に。

みなさんはこれを多いと考えますか?それとも、少ないと感じるでしょうか?

実は、「利用してみたいけれど何から始めたらいいかわからない…」という声も少なからずあるようです。

今回のアンケートでは、「利用した」と回答した方の年代は、20代〜30代が多いことがわかりました。

退職代行サービスは比較的新しいサービスであることから、利用者の年代も若めになる傾向がありますが、これから需要がさらに増えることが予想されているので年代を問わず利用者が増えていきそうですね。

退職代行に使用に関する口コミ

では、退職代行を実際に利用した人はどのように感じているのでしょうか?

退職代行の需要がある=それだけ環境が悪い企業が多いというイメージがついている人も多くいるようです。

「退職したい」その一言が言えないほどの職場環境や人間関係の悪さが問題とされる企業もあるということですね…。

退職代行サービスの利用に関して反対派の方たちが、利用者に対しての発言も話題となっています。

「退職代行を利用するな」という強い圧が込められた言葉を、退職しようとしている人に投げかけることでさらに精神的苦痛になっているケースを多く耳にします。

どのような事柄にも賛否両論ありますが、現代において退職代行の需要は伸びていくのではないかと推測されています。

退職代行サービスの利用者は昨年の2倍というニュースが報道されました。

利用者の多くは「新入社員」。

利用の理由としては「契約が違った」「基本給が最低賃金を下回っていた」など、初めに聞いていた契約と異なるものだったこと。

実際に入社してから、企業側とのギャップに気づき退職を決意する方も多いようです。

退職代行サービスを利用する理由の多くは、「辞めたいのにやめられない」何かの理由がある人がほどんどです。

それが精神的苦痛や体力的苦痛である場合は、我慢することでさらに状況は悪化していきます。

自分自身でどうにかできない場合の手助けをするために存在しているのが、退職代行サービスなのです。

 

退職代行の使用がクズ・ありえないと言われる理由

「退職代行を利用したらダメなの…?」

賛否両論ある退職代行サービス、もちろんネガティブな意見もあります。

ではなぜ退職代行を利用するとクズ・ありえないと言われるのでしょうか?

3点の理由を詳しくご紹介していきます。

会社への挨拶なしに退職するため

退職代行を利用すると、本人が会社に顔を出さずに辞めるケースがほとんどです。

そのため、上司や同僚への直接の挨拶や感謝の言葉がないまま退職することになります。

これが「非常識だ」「社会人として失礼だ」と受け取られやすく、特に年配の世代からは批判的に見られる原因になります。

退職の挨拶はビジネスマナーの一部とされているため、それを省略する行為は「けじめがない」と感じられ、クズ・ありえないといったレッテルを貼られてしまう可能性もあるのです。

仕事放棄で無責任に見えるため

退職代行を使うことで突然の退職になるケースが多く、周囲には業務の引き継ぎが不十分なまま仕事を放棄したように見えることがあります。

職場の仲間からすると、急に連絡も取れなくなり残された側がその業務を肩代わりする羽目になるため、不満が募るのも無理はありません。

このような背景から「逃げた」「無責任だ」と受け取られ、社会人としての責任感に欠ける印象を与えてしまい、「クズ」や「ありえない」と非難される要因になります。

会社との交渉せずに退職するため

退職に関して会社と正面から話し合わず、第三者に任せて一方的に辞めることで、「筋を通していない」と受け止められることがあります。

特に退職理由や引き止めに関するやりとりをすべて代行に任せることで、自分の言葉で説明する責任を放棄しているように見られるのです。

これが「社会人として未熟だ」「自己主張ができない人間」といった印象を与え、「ありえない」と言われてしまう原因になります。

誠意や覚悟が見えにくくなる点が、批判される理由のひとつです。

 

退職代行を使った方が良い場合

「もう耐えられない…退職したい…!」

あまりの辛さに、そう感じる方もいるのではないでしょうか?

退職を検討する理由は様々ですが、その時の状況や心理状態によっては、退職代行を利用した方がいいケースがあります。

具体例を挙げながら説明していきます。

精神的に追い込まれている場合

仕事のストレスや人間関係によって精神的に限界を迎えている場合、自力で退職の意思を伝えることすら困難なことがあります。

特に心身の不調がある状態では冷静に対応できず、さらに状況が悪化する恐れもあります。

そういったときは退職代行を利用することで精神的な負担を最小限に抑え、安全に職場から離れることが可能です。

無理に一人で抱え込むよりも、早めに専門のサービスに頼ることが自分自身を守る最善の手段となることもあるのです。

会社でパワハラを受けている場合

上司や同僚からのパワハラが原因で退職を考えている場合、直接退職を申し出ることが非常に困難になります。

「お前は使えない」「クズ」「なんでこんな簡単なこともできないんだ」など、暴言や威圧的な態度によって正常なやりとりができない環境では、自分で交渉するのは危険を伴うことさえあります。

退職代行を使えば本人が会社と直接やり取りする必要がないため、パワハラ加害者と顔を合わせることなく安全に辞めることができます。

心身へのダメージを最小限に抑える手段として、非常に有効です。

引き留めや面談など執拗な引き留めがある場合

退職の意思を伝えたにもかかわらず会社側から何度も面談を求められたり、感情的な引き留めに遭ったりするケースでは、スムーズに辞めるのが難しくなります。

特に「今辞められたら困る」「裏切るのか」「周りのことを考えないなんてクズだ」といった圧力があると、精神的にも大きな負担になります。

退職代行を使うことでそうしたやり取りをすべて代行してもらえるため、スムーズかつ確実に退職手続きを進めることができます。

自分を守るためにも有効な選択肢です。

退職を受け入れてもらえない場合

会社によっては社員の退職を簡単には認めず、曖昧な返答や先延ばしで引き止めようとするところもあります。

何度伝えても「考え直せ」「あと少し頑張って」と言われ、退職の話が進まない場合、自力では限界を感じることも少なくありません。

そんなときに退職代行を利用すれば、法律に則った形で正式に退職の意志を伝えることができ会社側も無視できなくなります。

確実に退職したいときの有効な手段です。

 

退職代行を使わない方が良い場合

反対に退職代行を利用しない方が良いケースもあります。

次の項目で詳しく見ていきます。

退職代行を使ったことを後悔しそうな場合

退職代行は便利なサービスですが、「やっぱり自分で言えばよかった」と後悔する人もいます。

特に「感謝の気持ちを直接伝えたかった」、「最後にけじめをつけたかった」という思いがある人にとっては、代行を利用することでその機会を失ってしまうのが心残りになることも。

また関係が悪くない上司や同僚がいる場合、直接伝えなかったことに後から罪悪感を覚えるケースもあります。

自分の気持ちに整理がついていないなら、無理に代行を使うべきではありません。

金銭的余裕がない場合

退職代行サービスには数万円の費用がかかるため、経済的に厳しい状況にある人には負担になる場合があります。

特に退職後に収入が一時的に途絶えることを考えると、数万円の出費は決して小さくありません。

費用対効果をしっかり考えたうえで、「本当に自分で対応できない状況なのか」を見極める必要があります。

もし自分で退職を伝える余力があるなら、そのお金を生活費や転職活動の資金に回すという選択も一つの判断です。

業界内での噂が気になる場合

退職代行の利用は原則として合法で問題はありませんが、狭い業界内では「代行を使って辞めた人」として名前が知られてしまう可能性もあります。

名前を知られた上に退職代行を使ったことで「クズ」というレッテルを貼られてしまう可能性もあるようです。

特に人脈が重視される業界や、前職の評価が転職先に影響しやすい業種では、後々のキャリアに影響を与えるリスクも考えられます。

完全に匿名で進められるわけではないため、業界内での評判を気にする人や将来同じ分野で働き続けたい人は慎重に判断するべきでしょう。

 

退職代行の使用に関する質問

退職代行は近年できた比較的新しいサービス。

「使ってみたいけどよく知らないし…」

そんな方のために、退職代行に関するよくある質問をまとめてみました。

退職代行を使うのは非常識?

退職代行の利用は、一部では「非常識」「社会人として失礼」といった意見もありますが、必ずしもそうとは限りません。

近年では精神的なストレスや職場環境の悪化により、自力で退職の意思を伝えるのが難しい人も増えています。

そういった背景から退職代行は“非常識・クズ”というより“必要な手段”として認識されつつあります。

特に法的に問題がないサービスであるため、非常識かどうかは状況や価値観によって異なると言えるでしょう。

退職代行を使った後は会社と気まずい?

退職代行を使うと会社との直接的なやり取りを避けられる一方で、関係性が一時的に気まずくなる可能性もあります。

特に長く勤めていた職場や親しい同僚がいる場合、突然の退職に驚かれることもあるでしょう。

しかし法的には問題ない手段であるため、時間が経てば関係が自然と落ち着くケースも少なくありません。

今後その会社と関わる予定がないのであれば、気まずさを深く気にしすぎる必要はないでしょう。

退職代行は会社に迷惑をかける?

退職代行を使うことで、会社に多少の負担がかかることはあります。

例えば、急な人員不足や引き継ぎの混乱などが考えられ他の方への負担になってしまうため、「クズ」と呼ばれる原因になる可能性はあります。

ただし退職は労働者の正当な権利であり、会社はそれを拒むことはできません。

退職代行は法律に基づいたサービスであり、迷惑と感じるかどうかは会社側の対応や体制に依存します。

やむを得ない事情がある場合は、迷惑を気にするよりも自分の健康や将来を優先する判断が大切です。

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